多彩湯船でつい長湯~湘南天然温泉 湯乃蔵ガーデン
和洋折衷の明治建築のような白壁の建物。
私以外にも、建物正面をスマホで撮影している人がいた。
こんな建物の日帰り温泉も珍しいのではないだろうか。
庭には「天然温泉源泉湧出地」と書かれた場所があり、周辺に汲み上げる設備らしきものが。
当館敷地内 地下1,500mから湧出する当源泉は、化石海水に分類されます。 これは、古代の地殻変動により海水が地下深部の地層に閉じ込められたもので、 言わば地球という「蔵」で遥かなる歳月を経て熟成されたワインのような源泉です。 地上の海水とは成分が異なり、ナトリウムとカルシウムが多く含まれており、非常に よく身体が温まる温泉です。 温泉成分総量は17.8g/kgで、一般的なご家庭用入浴剤の270袋分に相当します。 その成り立ちや成分から、当館の「なでしこの湯」は大変希少で貴重なものであり、 お客様の健康増進の観点から、あえて加水無し(※1)でご提供しております。
館内はやわらかい配色で、とてもきれい。
2003年開業でそれなり時間は経っているが、2011年に全館リニューアルを行っているためか、とても新しく見える。
もともと温泉は外から運んでおり、2006年に温泉採掘したそう。
平日は750円、土日祝は850円。
別料金で貸しタオルや館内着レンタルなども。
お食事処。
お食事メニューとおつまみいろいろ。
「湯上がり1コイン」という、生ビール(小)もしくはサワーもしくはノンアルコールにつまみ3種がついてくるセットもある。
休憩スペースは二階。
漫画コーナーに、
リクライニングチェアの部屋。
こちらはテレビ付き。
深夜滞在型ではないことを考えたら、お休み処はかなり充実しているほうなのではないだろうか。
マッサージ・エステサービスも。
そして湯殿は一階の奥のほうに。
内湯も露天風呂も湯船いろいろ。
内湯には電気風呂やジェットバスが並び、人も週末でそれなり来ていたが、混み合っている感はなかった。
屋外にでるとかなり大きな岩風呂。
ぬる湯の湯船が大きく、その正面に大きなテレビ。ぬる湯にゆっくり浸かりたい私的にはとてもうれしい。
その横に白濁した硫黄泉。
硫黄の香りはやはり温泉旅行にきているかのような錯覚を味わえる。
珍しいと思ったのは、中央につぼ湯が配置されていること。
座り湯や岩盤寝湯もあり、岩盤寝湯は仕切りがあるため他の人の目をあまり気にせずごろんとんれるのがいい。
また奥にヒノキ風呂があり、近づいてみると微細な空気の泡が噴出され白濁したシルクの湯だった。肌にやさしく当たる感触を楽しめる。
湯船それぞれに丁寧な解説がつけられているのも、施設の誠実さのようなものを感じる。
ぬる湯に使ってテレビでドラマを見ていたら、いつもよりかなり長く浸かってしまったようで、身体もよく暖まった。
駅からは距離あるが、平塚駅から無料シャトルバスも出ている。
特に期待をせずにいったこともあり、満足感はかなり高かった。