充実の施設に潤い美肌湯も~宮前平源泉 湯けむりの庄
川崎市宮前区。
細長い川崎市の中では内陸部にあり、多摩丘陵上に位置することからかなりアップダウンが多い。この「湯けむりの庄」は東急田園都市線・宮前平駅から徒歩4分ほどのところにあるのだが、行ってみてびっくり。結構な急坂をひたすら上った高台にあるのだ。
今回はバイクで訪れたからいいものの、電車+徒歩で行ったらこの距離でも汗だくになった可能性ある。
そんなわけで駐車場からの見晴らしは最高!
非常に大きな施設で、和テイストの落ち着いた建物。
母屋は岩盤浴とお食事処。
今回は時間の関係で岩盤浴オプションはつけなかったが、6種類の岩盤浴が母屋の地下に作られており、800円の岩盤浴オプション料金を払えば、時間制限なしに好きなだけ利用できるようだ。
そして離れに温泉。
男性浴室が一階で、女性浴室が二階に作られている。
入館料は平日1,240円・土日祝1,500円。
館内着とタオルのレンタルが含まれた料金のみとなっている(平日21:30以降の深夜割980円は館内着レンタルがなくなる)。
24時までの営業だ。
館内も、落ち着いた色合いの木をたっぷり使った内装で高級感がある。
まず目に飛び込んできたのは、和なアイテムいっぱいの売店コーナー。
お風呂グッズやパッケージお洒落な基礎化粧品などもいろいろ。
ネコアイテムなど、ついつい買いたくなるものが揃っていた。
そしてこちら。
お食事処とは別に、広いラウンジエリアでちょい食べ・ちょい飲みできるコーナーが作られていた。キリンの「タップマルシェ」が導入されており、クラフトビールも四種類。これを導入しているバーやレストランが増えてきているそうだが、スパ施設で見たのはこれが初めてだ。
その続きで、夏季限定の「湯けむり縁日」コーナーが作られていた。
射的やピンボール、ガムの型抜きなど。
300円で、見事1等になれば豪華景品ということで、子供に混じって私も。
最高得点の的を狙ったのだが、あっけなく玉砕。
フロントがあるのは母屋なので、そこから長い通路を歩いて離れへ。
こちらにもドリンク&軽食コーナーが作られていた。
瓶ビールがいろいろ並んでいる。バイクで来ているのでよかったが、そうでなかったらこの施設、ビールの魅力的な誘惑力が強く、温泉に入る前から酔っぱらってしまいそうな危険性を感じる。
離れの一階には、男性浴室の他にお休み処もある。
大きな窓から日も差し込んで明るい空間となっており、リクライニングチェアにつけられているテレビがかなり大きめサイズかも。
窓よりは女性専用スペース。
地下には「お休み処」があるというので行ってみたが、一回とあまり違いはなかった。
ただこれだけリクライニングチェアがありながら、ほぼ埋まっているという事実にビックリ。人気も高いのだろう。週末はさらに混み合うのかもしれない。
ゴルゴ13コンプリート。
二階の女性浴室エリアにあがってきたら、こんな案内があった。
女性限定のプライベートルームがあるのだという。
料金は1時間600円、3時間1,500円。
ひと部屋、サンプルとして公開されていた。
おそらく完全にフルフラットになるのだろうリクライニングチェア。
静かな環境でしばし仮眠をとりたい人にはうれしいだろう。
そして浴室へ。
8月のお風呂イベントは、冷水風呂に体感と近い不感の湯、そしてかき氷ロウリュだという。
え?かき氷ロウリュ???
既に充実の館内施設だけで気に入ってしまっていたが、温泉も本当によかった。
内湯も露天風呂もかなり広い作り。
湯は濃い赤茶色で、ワインレッドとでもいうような色。
天気のいい日中に訪れたので、露天風呂は少々日差しがきつすぎるほどだったが、湯船の上にかけられたよしずや木々の木陰になって実は快適。あえて日光さんさん降り注ぐところで日光浴している人もいた。
湯船の中にも岩で座面が作られているので、半身浴したい人にも便利。
面白かったのがつぼ湯だ。
植え込みの先にあり岩風呂エリアからは少し隠れているのだが、3つあるうちの2つはスチーム湯。丸い湯船の周囲をぐるり白いパネルが囲んでおり、その一角から蒸気が絶え間なく噴出。かなりの勢いで前が全く見えなくなるほどだ。スチームエステのような感じで、顔もしっとりふっくらする気がする。そして温泉効果で肌もぬるり。一度に二粒美味しいつぼ湯だった。
源泉ベースの高濃度炭酸泉も露天エリアにあり、多くの人がそこを利用していた。
他に寝湯、座り湯なども。
更衣室の一角に畳敷きのスペースがあり、風呂上りにタオル巻状態でそこでごろんと横たわって休むことも。これも今まで見たことがなかったので、いいアイディアだなあと。スチーム湯といい、いろいろなアイディアが盛り込まれた施設になっている。人気なわけだ。
お昼を食べそびれていたので、ちょっと早い夕食をとることに。
御膳ものがかなり充実している。
もちろんおつまみも。
悩んだ末、御膳人気No.3という、四川風麻婆豆腐御膳にした。
しびれる辛さはいいが、辛いというより少々しょっぱすぎて個人的な好みとはちょっと合わなかったが、なかなか本格的な麻婆豆腐。
癒し処ではマッサージやホットストーンのメニューなどもあり、またこんな健康測定コーナーもあった。
今回初めて訪れた「湯けむりの庄」だが、駅からえんえん坂を上り続けないとたどり着けないというその一点を除いたら温泉も館内施設も大満足だった。また来たいと思う。




























