懐かしの"番台"が健在の温泉銭湯~丸子温泉
先日、近くを通る用事があり、丸子温泉に立ち寄ってきた。
昔ながらの銭湯なのだが、地下160メートルからの黒湯に浸かれるところだ。
平日(月曜~木曜)は15時オープン。
料金はもちろん、神奈川県一律の入浴料金である470円。
ちなみに東京は460円なので10円だけ高い。
そして神奈川県内共通入浴券という10枚つづりの回数券も4,400円で販売されている。有効期限がありそれがどうも8月31日までのようだ。
その期限のせいもあるのか、あるいは23日から25日まで連休になるためか、もしくは常時そうなのか不明だが、平日15時台にもかかわらず、次から次へ人がやってきて、中に吸い込まれていった。高齢夫婦も2組ほど見かけた。
玄関を入ると、左右に男女の靴箱。中央に傘用のロッカー。
そのまま男女別の浴室への扉があり中に入る仕組み。
入浴料はどこで支払うんだ???と一瞬戸惑ってしまったが、中に入るとすぐ「ああ番台だった!」と思い出した。
男女更衣室を見下ろせる位置に番台に座っているのは中年の穏やかそうな女性。
浴室は手前に洗い場、奥に湯船。
湯船は2つに分かれていて、黒湯と白湯。どちらも底や脇から勢いよくバブル噴射されている。
「茶褐色の鉱泉」と書かれていたが、実際にはかなり真っ黒な湯。
加温しているそうだが、温度はかなり高めで45度近くあった。
そんなわけでそれほど長くは浸かっていられなかったが、汗もどっとでてよく温まった。
地元の常連さんが主なのだろう。
更衣室では挨拶や世間話が飛び交っている。時間が早いこともあり高齢者が多く、温まりすぎてしまったのか、タオル巻のままロッカーに手を付きクールダウンしている人たちなども。
帰宅して銭湯組合のサイトのページを見ていて気付いたのだが、女性専用のリラクゼーションスペースが2階にあったようだ。一体どこから上がることができたのだろうか。今度また立ち寄ることがあったら、覗いてみたい。




























