宴会場備えた健康ランド~ヨコヤマ・ユーランド鶴見
第二京浜沿い、鶴見川の両岸はスーパー銭湯の激戦区だ。鶴見川のすぐ東岸には比較的新しい極楽湯系の「RAKU SPA 鶴見」が、その対岸には温泉ではないが「おふろの国」が。
今回訪れた「ヨコヤマ・ユーランド鶴見」は、おふろの国の並びにある。以前この道を通った時に外観から「ちょっとレトロな施設なのかな」という印象を受けたが、実際近付いてみると歴史ありそうな施設。
ちなみにこの裏手にはゴルフ打ちっぱなしや屋内温水プール施設などあり、運営が一緒なのか広い駐車場はすべて共通になっている。
JR鶴見駅・川崎駅からも無料送迎バスが毎時間でている。
末吉の湯とあるが、この「末吉」はこのあたりの地名だ。
じゃあヨコヤマユーランドの「ヨコヤマ」は経営者の名前なのかな?とか気になるが、公式サイトを見る限りその答えはなし。もう一軒、横浜市緑区には「ヨコヤマユーランド緑」というスーパー銭湯もある。
料金はこんな感じ。
90分コースなら850円。館内着とタオルのレンタルセットが付き時間制限が外れると、いきなり1,900円というちょっとびっくりな料金になる。二回以上くるなら500円で会員入会すれば次から1,400円だが、なかなか強気な設定かも。
外観と料金表から昭和レトロ感を感じ始めていたが、館内に入ると確かに懐かしい健康ランド風。そして意外にも結構な人が来ていて驚いた。常連さんが多いらしくスタッフとも仲良さげにお話をしている。
入り口の料金表を見て「1,900円、高っ!」と思ってしまったが、フロントのこの案内を見てひとつ勘違いしていたことに気付いた。ナイト料金(タオル・館内着付)1,000円というのは、22時以降とかでなく18時以降だったのだ。しかも夏の間は17時以降がナイト料金になる。
それだったら普通だ。
なんで昼間はそんなに高いのだろう。朝からずっといる滞在しちゃう人がいるからだろうか。
フロント前の売店。
一角は洋品店。
売店の奥にはゲームセンター。
建物は5階まであり、温泉は2階。
せっかくなので、上から順番に館内探索してみることに。
最上階は宴会予約などが入った時のスペースのようだ。
結婚式でもやるのか!?という入り口で、相当広い部屋がありそう。どんな時に使われるんだろう。
その下の4Fはエステやマッサージが受けられるフロア。
プラセンタのフェイシャルコースやタイ古式マッサージ、ヘッドスパなどもある。
メンズフェイシャルは珍しい。
奥にもまた別のエステサロン。美容室もある。
お休み処は暗めになっていて、リクライニングチェア、あと頭部分だけリクライニングするフラットなベッドがずらり並んでいる。女性専用のお休み処は、この部屋の一角が柵で仕切られている。
部屋の前面の壁に大きな液晶テレビがあり、音も流れている。
実は日帰り温泉・スーパー銭湯でこれを設置しているのを見たのは初めてだが、男子ビデオ室。中を覗いてみたかったけど、ガラスの内側にカーテンも吊るされていて見えず。
週替わりで映画の上映もあるようだ。
3Fはお食事処。
低めの舞台が作られた大広間では、カラオケで熱唱している人の姿が。
中央の通路を挟んで反対側には、小さめの部屋がいくつもあり、こちらもお食事処として開放されている。メニューは同じものっぽい。
こちらは畳敷きの部屋。
宴会の場合は個室貸切にしたりもできそうだ。
そして温泉は二階。
お風呂はリニューアルもしているのだろう、意外にきれいだった。
内湯の湯船はオゾンの湯。
これはどうも定期的に変わるようで、公式サイトを見ると花風呂になっている。
さらに天然温泉のヒノキ湯と低温湯、さらに1人ずつ入れる家庭用バスタブのような湯船が3つ並んでいるところはジェットバス。
ヒノキ風呂は45度とやや高温だったが、肌触りもいい湯船でなかなか快適。湯の色は淡い茶色で、塩分濃度がかなり濃い目なのか少々肌がチクチクするほどだった。
そして露天風呂へ。
上の館内図を見てもらうとわかるが、女性の露天風呂は三角形のどちらかというと細長いスペース。手前にはアジサイなど草木も植えられていて小さなお庭になっていた。
曇りガラスをはめ込んだ高い塀があり外は全く見えないが、静かで落ち着いている。奥には壺湯・寝湯も。寝湯が人気だった。
決して最新の施設ではないが、懐かしい雰囲気とともに妙な居心地の良さもあり、長時間滞在して過ごしているらしい常連さんと思われる人たちの姿も。
公式サイトによると、LINEお友達登録することで、タオル・館内着付1,900円の利用料が800円になるという特典もあったので(見落としていた!!!)、これを利用するといいかもしれない。




























