長時間楽しめるゆったり露天風呂~溝口温泉 喜楽里
「喜楽里(きらり)」という名前を初めて知ったのは、埼玉県の飯能・宮沢湖畔にある「宮沢湖温泉 喜楽里 別邸」でだ。浴衣貸出サービスなどもあり、公式サイトの写真を見る限り、高級感もある大人のための施設という感じだった。
実はこの「喜楽里」、関東に多数展開されている「湯楽の里」と同じ会社。ブランドの切り分けがどうなっているのかは未確認だが、「喜楽里」は茨城県のひたちなか市、埼玉の飯能市、そしてここ川崎市の3店舗がある。
広い駐車場をもつ郊外型の巨大スパで、温泉旅館のような風情あるエントランスを通って建物へ。
受付。
料金は平日800円/土日祝970円で、手ぶらセットの追加料金300円を払えば、館内着にタオルもレンタルできる。
中も広い。
こちらはお食事処。
畳敷きの部屋も。
ボディケア・フットケアが受けられる癒し処「和心」。
ゲームコーナー。
お休み処は2部屋あり、こちらが男女共用。
マットが並べられているだけでそれほど広くはなく、男女共用で14人分、女性用が半分の7人分の用意となっていた。
まずは浴室へ。
ここの温泉は地下1,800メートルからくみ上げたもの。
茶色味を帯びた湯で、浸かるとすぐ、肌を触った時の感触が変化することに気付く。
溝口温泉のナトリウム炭酸水素塩泉は重曹泉の名で知られています。 アルカリ性で皮膚表面の脂肪分や分泌物が乳化し洗い流され肌がすべすべします。 そのため「美人の湯」「美肌の湯」などと呼ばれています。
露天風呂が特にいい。
大きな湯船を2つ並べ「上の湯」「下の湯」としている。
上の湯は源泉かけ流し。
下の湯は源泉加温循環式で、上の湯よりもぬる湯になっており、長時間じっくりと浸かっていたい人向け。
寝湯も一人ずつ間に仕切りが作られており、かなりの人数が同時に利用できる大きなもの。それでも人気なのか、ほぼ埋まっていた。
かなりゆったりした空間で、湯船の周囲には座って涼むことができる岩のベンチなども。入ったり出たり、半身浴したり寝湯で転がったりと、露天風呂だけでも長く楽しめる。
内湯にも源泉風呂の他、まっしろに白濁したシルク風呂やジェットバスなどがある。
サウナはタワー型の高温サウナと塩よもぎサウナの2つ。
かなり長時間ぬる湯に浸かって身体もよく温まって小腹も空いたので、夜遅い時間だったがちょっとだけ食べていくことに。
自慢は店舗仕込みのせいろ蒸し料理とのことで、「四元豚のせいろ蒸し膳」が大きくフィーチャーされていた。
他にもお食事メニューいろいろ。
セルフ方式になっていて、お食事処の一角にあるカウンターで注文し、呼ばれたら自分でお料理を取りに行くスタイル。
唐揚げとノンアルコールビール。
20時過ぎだったこともあるのか、あまり混んではおらず、2人組のお客さんが点在する程度。1人で来ている人も何人かいた。
これは温泉掘削の際、最後の段階で使われた「ビット」と言われるもの。突起部分も丸みを帯びていてなにやら可愛いのだが、これは硬い岩場をゴリゴリ削った結果摩耗したためなのだろうか。
そしてマイ課題だった「湯楽の里」と「喜楽里」2つのブランドの違いは、正直よくわからなかった。また埼玉や茨城の「喜楽里」を訪れる機会もあると思うので、その時はスタッフの人にダメ元で聞いてみたいと思う。




























