身体あたたまる黒湯炭酸~天然温泉みうら湯弘明寺店
新型コロナウイルス感染拡大防止のため長らく臨時休業していた横浜市内の日帰り温泉施設も、5月末から6月1日にかけ次々と営業を再開した。
京急線弘明寺駅から徒歩8分の高架下にあり、黒湯炭酸で人気の「天然温泉みうら湯弘明寺店」も5月29日から通常営業となったので、比較的すいているだろう月曜日の夕方に訪れてきた。
このみうら湯、実は京浜急行本線の線路高架すぐ脇にある。
建物の一部は完全に高架下だ。
公式サイトを見たら、運営は京急開発株式会社。過去何度も訪れた「天然温泉平和島」も同じ京急開発の運営なことも今回初めて知った。
入口から撮影した館内。
線路高架下という立地もあり、奥に長い建物だ。
入ってすぐのところにカットサロンがあり、その奥がフロントになっている。
月曜日の18時台は、人もまばらだった。
入口とフロントの間にコミックコーナーがあるのも珍しい。
至るところに消毒用アルコールも設置されている。
自動販売機でチケットを購入しフロントに出して館内へ。
クーポンを使う場合にはフロントで現金払いだ。
奥にはお食事処みうら亭。
こちらも食券を買ってのセルフサービスとなっている。
メニューも豊富。
200円台のプチおつまみもあって、一人利用者にとっても助かる。
ひとつおきに椅子の利用がNGとなっているのは、向かい合わせに座ることがないようにするため。
浴室のロッカーも同様に、縦横ひとつおきに扉にマスキングテープで「×」と貼られ、鍵がかかっていた。
館内には他にカットサロン、ほぐし処などがある。
そして浴室は広くて湯船もいろいろ。
「しっとり湯」「さっぱり湯」は一週間ごとに男女入れ替えとなっている。
今回女性は露天風呂が丸い「さっぱり湯」のほうだった。
内風呂で一番人気なのがやはり「黒湯炭酸」の湯船。
黒湯も炭酸泉もあちこちにあるが、両方合体したものは珍しい。
黒湯は首まで浸かると肩がほとんど見えなくなるほどの真っ黒な湯。
入浴するとすぐにぬるっとした感触になる。
そんな黒湯だから、炭酸泉といっても肌に気泡がついているかどうかなども確認できないのだが、確かにちょっと浸かっているだけでぽかぽか温まる。
内湯にはもうひとつ、普通の黒湯の湯船があり、その他ジェット噴流が勢いよく泡をたてるジェットバスや腰かけ湯・寝ころび湯なども。さっぱり湯のサウナは「遠赤外線タワーサウナ」だった。
そして露天風呂も風情ある作り。
半分くらいは大きな屋根に覆われているものの、残り半分は空。住宅街にもかかわらずしっかり露天風呂になっているのはうれしい。昼間なら青空を見上げながら入浴できる。
ちなみに露天風呂のすぐ斜め上には線路があり、目隠しの衝立越しに電車が通過してゆくのも見える。
電車音がうるさいと感じる人もいるかもしれないが、走る電車を見ながら温泉に浸かれるなんて言うのも考えてみたら貴重な体験だ。音は割とすぐ慣れてしまった。
上の写真はしっとり湯のものだが、さっぱり湯の露天風呂は丸い湯船が2つで、温度がちょっと違う「上湯」と「下湯」。そのまわりに底に石を埋め込んだ足湯が取り囲む。
外にも寝ころび湯があった。
ちなみに私は最初気付かず通り過ぎてしまったのだが、自転車・バイク駐輪場はエントランスに向かって左側の高架下に作られている。
そして駐車場はエントランスの向かい側だ。
気付かず通り過ぎてしまうと、一方通行の道でまたぐるっと遠回りして戻ってこないといけなくなるかもしれないので気を付けよう。




























