2万冊コミックに6種類の岩盤浴~RAKU SPA鶴見
日本最大のスーパー銭湯チェーンといえば極楽湯だが、実は「極楽湯」ではない店名の施設もある。それが「RAKU SPA」で、全国で二か所、横浜市鶴見区と浜松にある。そのうちのひとつ、鶴見店に行ってきた。
場所は第二京浜沿いで、鶴見川のすぐ東側。
同じ一角には、パチンコやホームセンターがある。そして実は第二京浜から見えているんだけど、そこから直接入ることはできず、そのままバイクで鶴見川を越えてしまったところ、そこにもスーパー銭湯がもう一軒。
「おふろの国」だ。
以前から第二京浜を通るたび見ていた記憶があるので、それなり古いのだろう。鶴見川はさんで向かい合う形で建っており、きっとRAKU SPA鶴見オープンで結構影響受けているのではないだろうか。さらに第二京浜を西に進むと「ヨコヤマユーランド鶴見」もある。こんな徒歩圏内にスーパー銭湯が3軒もひしめき合う土地も珍しいのではないだろうか。
最寄駅からは結構距離があるので、無料送迎バスがでている。
川崎駅・鶴見駅から1時間に1本、横浜駅からも1日2本でている。
料金は平日大人1,480円、休日1,680円。
周辺のスーパー銭湯・日帰り温泉より高いが、タオル・館内着レンタル、6種類の岩盤浴使い放題も含まれると考えると高くはないだろう。
館内着は5種類の中から選べる。
(写真の4と5は女性限定)
フロント前の売店は、自宅エクササイズアイテムなども売られていて、なかなか充実の品揃え。
面白アイテムもいろいろあった。
広いお食事処。
窓際には2人席テーブルが並んでおり、目の前の鶴見川を眺めながらの食事ができる。ひとりで来ている人も結構いた。
大きなテーブル席も、高めの背もたれで仕切られており、落ち着いて食事できる環境。
駐車場を見下ろす長い通路を歩いて、浴室へ。
屋内・露天それぞれに湯船いろいろ。
ここは実は天然温泉ではなく、露天風呂に人工温泉の「弱酸性硫黄の湯」という湯船がある。
この「弱酸性硫黄の湯」のお湯は、水質の弱酸性域であるPH4前後に設定をして、入浴すると肌に少し刺激が残る程度に調整をしています。また、硫黄成分である硫化水素や硫化水素イオン・チオ硫酸イオン等を含むことから、温泉法上の硫黄泉に値する基準を満たしています。
かなり大きな湯船に白濁した湯が貼られており、とても心地良い。
露天風呂には陶器の壺湯も6つあり、そのすぐ近くの壁に大型液晶テレビが設置されている。どの湯船からも見える位置と大きさなので、テレビを見ながらゆっくり湯に浸かっていられるのもうれしい。
屋内も、シルクの湯や高濃度炭酸泉が人気のようだ。
風呂からあがって今度は三階へ。
カフェバーでは、世界各国の瓶ビールが用意されており、ちょっとしたおつまみやパン・スナックなども販売されている。
色とりどりのビーズクッションが置かれた休憩スペース。
お風呂や岩盤浴の合間にここでごろごろクールダウンできる。
コミックスペースから好きな漫画を持ってきて、ここで寝転がりながら読んでいる人たちも。
その周辺には6つの岩盤浴・ストーンスパの部屋が。
「煌」「輝」などの名がついた部屋には、それぞれ異なる石が敷き詰められていて、そこに大判タオルを敷いてごろり寝る方式。
温度も雰囲気も異なるので、巡回していても飽きない。
天井がプラネタリウムになっているところや、ろうそくの揺らめきを楽しめるところなど凝った趣向だ。
有料レンタルルームも。
休憩スペースにコミックを置いているスーパー銭湯は珍しくないが、ここの蔵書数は2万冊と、ちょっとしたネカフェ並み。40代の私が子供の頃に人気だったコミックも多数あり、ついつい読み始めたらあっという間に2時間が経過してしまった。
ネカフェで2時間過ごしたと思えば、なおさら入館料は安く思えてくる。
ゲームコーナー。
リクライニングチェアを並べた休憩スペースも広い。
マッサージチェアも数台おかれている。
こちらはフリーデスクスペース。
一体どういう目的で設置されているのかよくわからなかったが、自分のパソコンなど持ち込んで何か作業している人などがいた。
もしかすると、コワーキングスペース的に使っている人がいるのかもしれない。一日使って平日なら1,480円と考えたらやはり安い。
広い屋外テラススペースも。
すぐ横に川があるためか、心地良い風も。お風呂や岩盤浴で火照った身体をクールダウンできる。
ここの名物は「ロウリュサービス」。
若いイケメンの男の子たちで結成された「RORYU BOYS 8」が、ノリのいいトークで盛り上げてくれる。
この日は、2年間活躍したメンバーの「最終ロウリュ」ということでイベントもあり、通常2人だけなのだが全メンバーが揃っていた。
思いの他長居してしまったので、軽い食事を。
つまみメニューも充実だ。
バイクだったのでノンアルコールビールと唐揚げ&ポテトで。
極楽湯と比べると料金は約2倍だが、岩盤浴も入り放題なこと、ネカフェやコワーキングスペース的な使い方もできることを考えると高くはないだろう。次はもっと早い時間から無料送迎バスできて、コミック読み放題・世界各国のビールを飲み比べなんてのもいいかもしれない。




























